今日は今年初現場です。岡山市民会館へ行ってきました。


気になるアーティストはKEN−NOGUCHI!

漢字で書くと野口健です。アーティストじゃなくアルピニストでしたw


コスモアースコンシャスアクトin岡山ってことで講演会なのです。これはテレビラジオで結構宣伝してまして、行きたい人は応募すりゃ招待してくれるシステム。なのでタダ。タダなら物好きな私がこんなおもしろそうなイベントに行かないわけには行きません。親父の軽トラ駆って電気屋の駐車場に駐車して何から何までタダで楽しんで来ました。



さて開場12時には長蛇の列。男女比は7:3で女性が多め。年齢層は3〜50代中心ですかね。

講演は13時からスタート。みっちり2時間半ほど楽しませてくれました。いっぱい喋ってくれて全部覚えてないので適当に箇条書き。支離滅裂で日本語になってない個所もあるかもしれませんけど大目に見てくださいw



登山家なのに最近はごみ拾う人と認知されてる。

清掃登山するって発表した時は登山会に呼び出されて何様だとか色々言われた。応援してくれる人もいたけど。

自身もボンベとか捨てたことある。名前入りの。でも捨て散らかしたんじゃなくこっそり並べてオブジェのように。
清掃登山初めて数年はもしそれが見つかって写真とられて週刊誌載って叩かれるのが恐ろしくて毎日怖かった。でもある日もういいやってなって講演会で喋ったら楽になった。


清掃活動してると法則的なのも見えてきて、悪天候の中アタックして遭難しちゃうとこのテント跡とか見てみると汚れ散らかってる場合が多いそう。ヨーロッパ諸国は綺麗にしてる。日本韓国中国インドロシアは汚い。でも最近の日本は綺麗にしてる。



富士山は樹海の不法投棄も酷かった。見てるとハラ立ってくる。でも不法投棄にはB力団が絡んでることあるから厄介。嫌がらせもされた。飼ってたぬこが3日ほどいなくなってお腹開かれて無言の帰還とか。

富士山清掃は当初は全然人集まらなかったけどやり続けてたら近年爆発的に増えた。当初無理だと思ってて富士山見るたび不謹慎ながら富士山ボンっていって無くなってくれないかなと。



普通に登山してる時は上だけみてればよかったが、清掃登山は下を見てなければならない。下を見るということはチベットの問題、ネパールの問題、富士山とかだと樹海の不法投棄に絡む色んな問題とかいっぱい見えてくるということ。



今はフィリピンの日本軍の遺骨を日本に持ち帰る活動をしてる。清掃登山してる人間がそんなことやってると遺骨をゴミと同列にしてんのかと言われたことも。

祖父さんが職業軍人でフィリピンにいて部下の多くをそこで死なせてそのことを悔いてるのを子供の頃よく聞いてた。

調査に行ってみると洞窟に自決したと見られる遺骨がたくさんあった。立ち去るとき霊感とかまったくない健だけど「もう帰るのか俺たち60年もここにいるんだぞ」って声が聞こえたような気がした。


他にもたくさんいい話いいエピソードあったんですが、長くなるし上手いこと書けないのでやめときます。なによりしんどいw

詳しくは違いが分かる男の公式サイト・ブログで。

http://www.noguchi-ken.com/
http://blog.livedoor.jp/fuji8776/?blog_id=1477032

先述の富士山の不法投棄のくだりでは↓と同じようなこと言ってました。森田知事を小池環境相に置き換えて。




1月27日、千葉県佐倉市の雑木林にて森田千葉県知事、蕨和雄佐倉市長やまた地元の方々と清掃活動を行った。千葉県は不法投棄ワースト3位。昨年、千葉県環境大使に就任した際に森田知事に1つだけお願い致しました。それは知事自らの清掃活動です。不法投棄は明確な犯罪行為です。そして彼らの多くはあちらの世界の方々です。私も様々な経験をしてきましたが、不法投棄は極めて厄介。あのような連中にいくら環境問題を伝えても言葉は通じない。犯罪者集団に対しては摘発以外に方法はない。したがって森田知事には「不法投棄に対して宣戦布告しましょう」と提案。つまり千葉県は腹をくくって不法投棄と戦う事を意志表示する。その為には知事自らが現場に乗り込まなければ、そして現場を知り現実を背負って頂かなければとてもではないが不法投棄業者とは戦えない。

私の提案に森田知事は「私は腹をくくっています。やりましょう」とその場でお返事を頂きました。その約束が実現し森田知事と二度目の清掃活動を行った。特に今回は不法投棄が酷い現場。森田知事は「なんだこれは!酷いじゃないか!」と報道陣の前で怒りを露わにし、参加者と一緒になってタイヤなどの粗大ゴミをトラックの荷台に運んでくださった。

「知事の怒り」私はこれが最も大切だと思っています。富士山の樹海でも同じですが、私たち富士山クラブは不法投棄されたあの悪意に満ちたゴミと日々闘っています。この10年間、私たちを支えたのは怒りの感情なのかもしれない。犯罪者集団に負けたくない。その思いが私の戦闘意識をここまで育ててくれた。森田知事が動いてくださった事に私は大きな可能性を感じていた。今は不法投棄ワースト3位だが、必ず減らしてみせると心に誓っていた。

講演会といえば4月に野村監督の講演会がここの会場であるんですがこれはさすがに有料なので今のとこ不参加の意向。